第4回『梅狩りをして梅ジュースを作ろう』

今回は、伊久美地区にある梅園で梅狩りをさせていただく予定でしたが、雨で地面が緩んでいたため、梅ジュースづくりのみの活動となりました。講師の方は、参加する子どもたちのために、朝早くから梅ジュース用の梅をたくさん収穫してきてくれました。

梅ジュースづくりの前に、梅の成長についてのお話を聴きました。梅は他の品種と一緒に植えていないと受粉できないことや、梅の芽が初めは花になるか葉っぱになるかが決まっていないことなど、学校で習ったことのある植物とはまた違った成長の仕方をすることを知って、みんな驚いていました。難しい話も多かったですが、スライドにイラストがたくさん使われていたことや、伊久美在住の劇団の方が梅の一生を演じてくれたことで、より分かりやすいお話になりました。

お話の後には、講師の方が切ってきてくれた梅の木から、少し収穫体験をさせていただきました。梅を優しくつかみ、一つずつ気持ちを込めて収穫していました。

いよいよ梅ジュースづくりです。掲示してある作り方のイラストをよく見ながら、1人400g分の梅でジュースの仕込みをしました。はかりや計量カップの使い方を教わりながら、気持ちを込めて瓶詰めをしていきます。一つ一つの梅の実からへたを取り除くという根気のいる作業も、集中して取り組んでいました。早くに作り終えた子の中には、他の子の手伝いをしたり、片付けをしたりと、みんなのために動いてくれる子も多かったです。ジュースが飲めるようになるのは早くて1か月後くらい。それまでは毎日ビンをゆすって、じっくり待ちましょう。

梅狩りができなかった分の余った時間は、ぶんぶんゴマを作りました。大変だったのは穴にひもを通す作業くらいで、それぞれが好きな模様を描いたぶんぶんゴマができあがりました。できあがったぶんぶんゴマは、すぐに回すことができる子ばかりではありませんでしたが、何度も何度も挑戦することでできるようになった子も多く、自由時間中もずっと回している子もいました。

他にも自由時間には、声を掛け合って一緒にバスケットボールをしたり折り紙をしたり、読書をしたりと、思い思いの交流時間を過ごしていました。今年度は初めてサタデーに参加してくれた子が多いですが、何度も来たことがある子も一緒になって楽しく遊んでいます。