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第109回《島田大祭・帯まつり》行列紹介
2019.10.03.Thu
今回で109回目を数える「島田大祭」が10月12日、13日、14日の三日間、本通りをメイン会場に開催されます。
その昔、島田に嫁いできた花嫁は、晴れ着姿で大井神社へお参りし、その姿で町を歩き披露するのが習わしとされていました。
それは気の毒ではないかと花嫁を気遣う心から、女の命「帯」を大奴が木太刀に飾り、安産祈願とあわせて、人々への披露を行うことになりました。
そうなると親たちは嫁入り道具の中でも特に帯に気を配るようになり、娘を気づかい、はるばる親が来る。
逸品を見ようと商人が来る。
さながら帯のファッションショーとなったのが帯まつりの始まりです。
繁栄と豊穣の願いをこめた帯まつりは300年余の間、島田の街に華を添え続けています。
⛩大名行列
お長柄を先頭に、具足、先騎、鉄砲隊、御弓、具足と続き、次が25人の大奴です。
⛩大奴
大奴は神輿渡御の警護役で、大名行列の花形です。
25人の大奴は左右に一間(約1.8m)近い木太刀を突き出し、その柄に見事な丸帯を掛けます。
⛩大鳥毛
大鳥毛は赤い房と頭の部分があり、上部を「矛(ほこ)」と呼んでいます。
天空の悪鬼を倒し世に平和をもたらすものといわれています。
⛩お殿様
しぶい声で見事な節まわしの歌が歌われる中、大勢のお供にかしずかれた、かわいいお殿様が馬に揺られて行きます。
⛩神輿渡御
女神様の神輿を担ぐ若者は16人。重さはなんと約400kg。
大井神社をスタートし、お旅所へと静かに歩きます。
⛩島田鹿島踊
今から約340年前(延宝年間)島田の宿に疫病が蔓延した時、大井神社の境内に春日神社を祀り、疫病退散と五穀豊穣を祈願し奉納したのが島田鹿島踊の始まりです。
⛩長唄屋台踊
舞台踊りを「上踊り」、地上踊りを「地踊り」と呼びます。
東西一流の長唄の芸人衆を島田に呼び寄せ、5台の屋台が三日三晩芸を競い合います。
⛩本陣入り
暗闇の中、スポットライトに浮かび上がる本陣。提灯が一列に並び 火が焚かれます。
お供を従えたお殿様が本陣へ入場します。
問い合わせ先
島田大祭保存振興会 ☎0547-35-3111
島田駅前観光案内所 ☎0547-37-1241
島田市観光協会 ☎0547-46-2844
島田市役所 観光課 ☎TEL 0547-36-7163
■大井神社大祭帯祭り